教育エコシステム輸出

本事業展開に当たっての背景と思い

当社および河合塾グループは、膨大な教育のコンテンツ、ノウハウやメソッドを持っています。これらの教育アセットの多くは、日本国内において開発され、浸透しています。例えば、河合塾グループが展開する「全統模試」などは全国共通テストのコンテンツとノウハウとして一般化し、全国に普及しています。

当社では、このような教育アセットを、国内外を問わずさらに広く活用していきたいと考え、河合塾グループの教育サービスを途上国へと展開する事業を推進しています。

河合塾グループの教育を、現地最適化（ローカライズ）しつつ世界へと広めることで、各国が持つ教育課題の解決や教育水準の向上、ひいてはその国の発展にも貢献するといった好循環につながり、さらなる付加価値を生んでいくと考えています。

これらの大きな夢と希望の実現にむけて、当社はウズベキスタンでのテスト開発事業を皮切りに、日本式教育の有効性を世界へ発信していきます。

ウズベキスタンでの教育支援事業（JICA事業）

• JICA採択事業名：

•  ウズベキスタン国日本型学力検定テストモデル導入に関する普及・実証・ビジネス化事業(中小企業支援型）

• 履行期間：

•  2021年8月～2023年11月（2年4か月）

• 事業目的(および目指す成果)：

 本事業は以下の3点を目的としています。

1. ウズベキスタン版学力検定モデルの確立
2. ウズベキスタン国で日本型学力検定テストの現地適用可能性を調査し、同国での検定モデルを構築します。
3. 教育改善策の提言
4. テストの分析結果を元にして同国への教育改善策を提案し、学力の質の向上に貢献することを目指します。
5. ビジネス展開計画案の策定
6. 日本型学力検定テストモデルを普及するためのビジネス展開計画案を策定します。

• 活動：

•  主に現地の8－10年生(日本の中学2年生～高校1年生)向けに日本型数学学力検定テストを4回実施・結果分析等を行い、そこから適合可能性やその結果から更なる教育改善ビジネス展開の見極めを行います。

• 主な現地カウンターパート：

1. ・相手国政府機関：The Ministry of Public Education of the Republic of Uzbekistan(国民教育省)
2. ・相手国政府プロジェクト実施・窓口機関：The Scientific Research Institute for Studying the Problems and Determining the Prospects of Public Education named after A. Avloni.(A. Avloni名誉公教育開発課題科学研究所)
3. ・テスト実施協力機関：テスト実施での実証サイト40校(全国14州より）

• 主な国内カウンターパート：

1. ・JICA(独立行政法人 国際協力機構)
2. ・株式会社ハピラル・テストソリューションズ
3. ・株式会社デジタルナレッジ
4. ・株式会社片平エンジニアリング・インタ－ナショナル