国際事業(留学生支援サービス事業)

事業展開の背景・目的

日本の18歳人口は年々減少傾向にあり、今後も減少が続くと予想されています。
その一方で、2022年以降来日する外国人留学生の数は増加傾向にあり、2024年には28万人にまで急増しています。また、日本政府も2033年までに留学生数を40万人にするという目標を掲げています。このような状況の中、私たちは国内大学に対して「大学のグローバル化への貢献」、そして、より多くの国に対して「日本への留学ルートの提供」が出来るのではないかと考え、発足するに至りました。

事業内容

  • 教育旅行の企画・手配(まずはアジアからの生徒・学生向け)
  • 約1~2週間で日本の大学/大学院の授業を体験できる「留学生向け 宿泊型教育旅行短期プログラム」を実施しています。期間は7~8月、1~2月の夏期/冬期休暇期間や学期中を想定しています。
    2024年7~8月に実施したプログラムでは、中国の高校~大学生を対象に、午前中は大学で授業を受講し、午後は日本の企業見学や日本文化を体験していただきました。
    この他、河合塾グループのインターンシップも含んでおり、日本での就職活動について学ぶなど、実際の日本の大学の雰囲気や、日本へ進学/就職する際に必要となる事柄について理解を深めることを目的としています。
  • 河合塾KALS新宿本校での河合塾インターンシップ
    河合塾KALS新宿本校での
    河合塾インターンシップ
  • 企業見学の様子(東京証券取引所)
    企業見学の様子
    (東京証券取引所)
  • 海外教育関係者向けスタディツアー
  • 学生だけでなく、海外の教育関係者を対象とした講演会の開催や、日本の教育機関への訪問の手配を実施しています。
    「日本の教育制度」「日本の学習塾・予備校」をテーマに講義を行う等、海外からの参加者との意見交換を通じて、各国の教育事情の共有と相互理解を図っています。
  • 河合塾グループ内への留学生斡旋
  • 日本語能力試験(JLPT)N2以上の留学ビザ取得資格保有者を対象に、河合塾美術研究所への留学生斡旋を行っています。TA(Teaching Assistant)が留学生に付くため、日本語で開講されている授業にもスムーズに参加が可能となっています。
  • 日本滞在の留学生向けの大学入試対策に特化した「日本語コース」の展開
  • 河合塾美術研究所に入塾している留学生受講生、および日本語を学んでいる留学生に対し、各大学(美術大学、総合大学)における留学生特別入試への対策として、入試科目である「志望理由書」「面接」「小論文」の対策を実施する日本語コースを開講します。
  • 海外の生徒・学生向け 日本への長期留学支援サービスの提供
  • 現地生徒・学生向けの個別指導や進路相談対応を行っています。
    現在はウズベキスタン現地法人での留学支援サービスを展開しており、今後は順次対象国を拡大していく予定です。

これらの活動を通じて、国内大学と海外の学生/教育機関とのコネクションを作り、双方向での国際交流の実現を目指しています。

今後の展望

本事業は中国を皮切りに、アジア内での対象国拡大を計画しています。また、総合大学だけではなく美術大学等での短期プログラムなど、幅広い分野で教育旅行の実施を構想しています。加えて、インバウンドだけではなく、日本人学生が海外留学をする際のサポート(アウトバウンド)も視野に入れています。
河合塾グループとして培ってきた国内大学とのつながりを活用し、そのつながりを海外にも拡大し、教育の「輪」をより一層拡げていけるよう邁進してまいります。

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