2025.05.27

南通师范高等专科学校との戦略的協力に関する覚書締結のお知らせ

日中教育連携の新たな一歩:河合塾グループの株式会社KEIアドバンスと南通师范高等专科学校が戦略的協力に関する覚書を締結


2025年5月13日午後、河合塾グループの株式会社KEIアドバンス(以下「当社」)の取締役であり、上海阿尔晟河合塾科技有限公司の董事長を兼務する小川桂が率いる代表団が、戦略的協力関係の構築に向けた会談を行うため、南通师范高等专科学校(以下「南通師範」)を訪問しました。

本訪問は、2024年に南通師範の代表団が日本を訪問した際の交流に続くものであり、双方の協力関係が新たな段階へと進展したことを示しています。

会談には、南通師範の党委員会書記 陳玉君氏、党委員会委員・副学長 都樾氏、学生事務所所長 缪興秀氏、入学・キャリアサービス事務所所長 胡冬梅氏、副所長 嵇棂氏をはじめ、関係教職員が出席し、会議の司会は胡冬梅氏が務めました。



【信頼関係の強化と実践的な連携へ向けて】

会談の冒頭では、南通師範の党委員会書記の陳玉君氏が訪問団を温かく迎え、同校の発展の歩みや学問分野の特色、さらに国際化教育における成果について体系的に紹介しました。

陳氏は、「応用型人材の育成を教育の柱とする本校では、常に開かれた包容力のある教育理念を掲げてまいりました。河合塾グループとは、教育の国際化、教員間の交流、さらには学生の進学・就職支援といった分野において、長期的かつ安定的な協力の枠組みを構築していきたいと考えています。」と述べました。

これに続き、当社 小川より河合塾グループ全体の概要および当社の事業展開について詳細な説明を行いました。

また、「昨年、南通師範と共同で実施した研学プログラムの成功を踏まえ、今後は戦略的パートナーシップを一層深化することを計画しています。双方が有する教育資源を共有・活用することで、相互補完的な強みを生かした協力体制の構築を目指しています。」と強調しました。


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【三つの重点分野に焦点を当て、協力のさらなる拡大へ】

実務的かつ建設的な議論を通じて、双方は今後の協力における三つの主要分野について合意に至りました。

  1. 研学プログラムの高度化
    日本の有力大学への研学プログラムを一層充実させるため、学術セミナーや企業訪問などの実践的なプログラムを組み込むことで、学びと体験の質を高めること。
  2. 教員交流の枠組みづくり
    南通師範大学の教員と日本の大学の教員が双方向に訪問可能な教員交流の仕組みを通じ、教育理念や教育マネジメントの相互理解と融合を促進し、国境を越えた専門知の共有を図ること。
  3. 学術的進路の整備
    南通師範大学の学生が、日本の大学へ進学する際のスムースな制度構築の可能性を探ることで、学生にとってより円滑かつ現実的な進学の道筋を提供すること。


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【日中間の教育・文化交流に新たな活力を】

双方の深い協議を経て相互協力に関する覚書の締結に至り、研学プログラムの開発、日本の大学の学部への編入、ならびに文化交流など多岐にわたる分野で体系的な連携計画を明確にしました。そして、署名式の後、双方の代表団は南通師範の歴史博物館を訪問し、南通師範の豊かな文化遺産と発展の歩みを体感しました。


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本戦略的パートナーシップは、双方の教職員および学生に広範な成長の機会をもたらすとともに、日中間の教育・文化交流に新たな活力を注ぎます。今後は双方が協力の枠組みを構築し、国際的な相互協力のモデルケースを目指し、高い品質とグローバルな視野を備えた人材育成に貢献してまいります。



■南通师范高等专科学校
【住所】江蘇省南通市経済技術開発区育賢路2号
【Web】https://www.ntnc.edu.cn/
【特記】1902年に張謇(中国近代の実業家・教育者)によって創設された通州民立師範学校を前身とし、設立当初から日本人が教員や教材の制作にかかわるなど、日本との関係が深い。


■本件に関するお問い合せ先
株式会社KEIアドバンス 総合企画部
【TEL】03-5276-2744
【E-mail】bizinfo<at>keiadvanced.jp (<at>を@に変換してお使いください)