2025.03.19

公益財団法人 日本英語検定協会との基本合意締結のお知らせ

公益財団法人 日本英語検定協会とKEIアドバンスが

英検を活用した大学入試の出願デジタル化に向けた基本合意を締結


 当社は、公益財団法人 日本英語検定協会(以下、「英検協会」)と、このたび以下の基本合意を締結しましたことをお知らせいたします。


■基本合意の内容

 英検協会が実施・運営する、実用英語技能検定(以下、英検)の「デジタル証明書」※1と、当社が提供する「大学入試ASP」※2と連携させ、「大学入試ASP」を活用いただいている大学で、2026年度の大学入試から英検のデジタル証明書を活用できるように開発を進めてまいります。


※1 「デジタル証明書」は、英検の合格証明書・英検CSEスコア証明書の電子版で、紙の証明書と同じく英検の公式な証明書です。
  生涯学習アカウント「デジタル証明書」提供開始のお知らせ(2024年5月24日付)

※2 「大学入試ASP」は、インターネット出願をはじめオンライン受験票・合格発表・入学手続・成績開示と、出願から入学手続までワンストップで利用いただけるサービスです。
 
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■本連携の背景

 昨今、全国の高校や大学入試において、英検をはじめ外部検定試験が広く活用されています。特に英検は大学入試において、受験者が利用した外部検定試験の約9割を占め(2024年度一般選抜、旺文社 教育情報センター調べ)、英検の成績証明書を出願時に大学側に提出する志願者はかなりの数に上ります。そしてその提出方法は、以前と変わらず、紙の証明書を求める大学が非常に多い状況です。


 一方、当社が提供する「大学入試ASP」は、全国の約100の大学で採用されており、大学入試における出願登録、出願書類提出、入学検定料の支払等でオンライン化が進んでいます。


 英検のデジタル証明書を「大学入試ASP」上で大学側に提出できれば、大学志願者にとってはもちろんのこと、大学側の入試担当者にとってもより利便性が高まるのではないか、と考えられます。


■課題と本提携で実現するメリット

大学志願者にとって


〇課題
 検定試験運営団体は、ウェブで成績公開も行っていますが、紙の証明書が受験者の手元に届くまでは1週間程度かかります。そのため外部検定試験を大学入試に利用する場合、紙の証明書が届くのを待ち、さらに大学に送付する期間を考慮して出願タイミングを決める必要があります。
 CBT方式の普及により検定試験を受験できる機会は増えていますが、大学の出願締め切り間際に成績が公開される試験では、良い成績を取れていても出願に利用できない場合があります。


〇本連携で実現するメリット
 英検の合否公開日当日からデジタル証明書の発行および大学への提出が可能になります。これにより、出願直前まで英検に挑戦する機会が広がり、より高い級資格・スコアで大学入試に臨むことができるようになります。

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大学の入試担当者にとって


〇課題
 志願者から届く外部検定試験の紙の証明書を開封・チェックし、不備がある際は志願者に個別に連絡し訂正を行うなど、非常に手間がかかっています。
 システムで成績照会する場合も氏名や生年月日が一致しないケースもあり、また目視確認でチェックする場合はミスが発生する危険性も伴います。


〇本連携で実現するメリット
 出願時に、志願者に英検のデジタル証明書を紐づけ、自動でチェックを行います。
 これにより、目視確認でのチェック工程がなくなり、個人情報不一致による志願者への問い合わせについても負荷を減らすことが可能になります。

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■本連携により実現するスキーム

 本連携により、出願の英検証明書提出手続きが志願者・大学いずれにおいても簡素化されます。



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本件に関するお問い合わせ先

当社のネット出願システムを利用している大学のご担当
KEIアドバンス 各拠点(東京・西日本・名古屋・九州)のシステムソリューション部担当者までお問い合わせください。